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CRY
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作詞 六哉 |
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お前はいつも 体を震わせて
僕をめがけて走ってきた
蒼い瞳を大きく見開いて
僕を映していた
ねぇ どうして
もうお前はその瞳を 開けない
名前を呼べば ひとつだけ鳴いて
僕をめがけて走ってきた
ねぇ どうして
もうお前を呼んでも 静かで
お前はいつも せわしない呼吸で
温かいまま眠っていただろう
ねぇ どうして
大きなお腹も動かないの
ねぇ どうして
お前はこんなにも 冷たいの
柔らかかった毛並みが
針のように僕の手に突き刺さる
ねぇ どうして
さよならに間に合わなかったんだろう
僕らは誰より仲良しで
誰より近くに居たはずなのに
いつもより強く抱き締めても
お前が目覚めることはない
お前に出会えて幸せだったと
今 思えるほど強くはない
なぁ 瞳を開けろよ
僕の大好きな蒼い瞳を
なぁ 聞こえるか
お前に聞かせる初めての
僕の泣き声が
お前の鳴き声によく似ているだろう
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