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四畳半
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作詞 ベッドタウン |
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呻きたい程蒸し暑く 太陽も巻き添えの炎天下
風鈴を冷やかした風 涼は得られず ただ過ぎていった
滲む汗はとめどなく 睨んだ空は眩しくて すぐ負けた
幼稚な知恵熱は夏のせいだ
負に寄りがちな蝉時雨
日陰の特等席で
少し聴いてようか
動けない程鈍ってく 網戸越し 揺らめいた蜃気楼
大袈裟に膨らんだ雲 夕立ちでも運んできそうだ
含む水に味はなく 貪欲な喉のまにまに 潤して
天より高い所に夏の影
ただ空回る扇風機
たゆたう夏の群生
微睡み抱いて眠る
夕焼けに燃える空 今日もまた地球を焦がす
日焼け跡重なって 夏の記憶は悪戯に
幼稚な知恵熱は夏のせいだ
負を奏でたのは夕立ち
天より高い所に夏の影
風を切るのは影法師
窓の向こう踊る 暑い陽射し浴びて
微睡み抱いて眠る
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