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Reach
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作詞 魅稀 |
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『綺麗な蒼ね。全てを呑み込んでしまいそうに。』
君は届くはずも無いのに 手を伸ばす
この静かな空間に流れる君の声は
切なく、儚い、
…そしてそれ故に美しい
透明な風の中心で 静かに、微笑む君に
息が止まるほど 見とれている
届かないと知りながら 手を伸ばす君のように
僕も永遠に届かないだろう 君に手を伸ばす
こんなにも美しく見えるのは きっと
…絶対に届かないと 知っているから
こんなに近くにいても
君はどうしても捕まえられないんだ
『もし蒼に手を浸せたら もう手は伸ばさない、
所詮憧れなんて そんなものだよ。』
もしそれが本当なら 僕は
君を捕まえて 手放してしまうの?
…なんて 手に入れることすら 不可能なのに
(――でも、今日だけは 君に溺れていたい。)
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