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付録人間
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作詞 茶柱 |
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いつも何かの影に隠れては
まだ見えぬ未来におびえていた
その時の自分の顔なんか見れない
見たくない それで良かった
ある日を思い出そうとしても
頭に想い出があるわけでもなく
ただいい加減に生まれ生きてきた
存在なんか無に等しいような僕
いつも君と手をつないでいると
話しかけられるのはいつも君一人
どうせ僕は付録扱いされるけど
いつまでも隣に置いといてほしい
ある朝太陽を眺めては
眩しすぎるあなたを重ねた
いつも目をそらして顔を見れない
見たいけど 恥ずかしくなるよ
僕の手が届かないところも
君は洗ってくれる 今日の日も
ありがとうって言うべきなのに
当たり前と勘違いしていた
迷惑だなんて勝手に想像して
離れようとした日もあった
それが君にとっても幸せだなって
でもずっと僕の手を握ってくれてた
愛し続けると誓ったあの日だけは
しっかりと覚えているんだよ
付録目当てで子供は本を買い
内容など読まずに遊んでいる
僕はそんな立派な付録じゃないけど
気が済むまで飽きるまで使っていいよ
いつも君と手をつないでいると
話しかけられるのはいつも君一人
でもそれで僕は充分なのだから
君の付録として君だけを追いかけて
存在を肯定してくれる限り 愛してくれる限り
君だけについていくよ
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