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Last word
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作詞 shiho |
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もういいよ、と
君が目で制したあの日から
僕が一番恐れている日が
静かに ゆっくりと
近づいてきていた
思い出はなぜあんなにも
美しく映るのだろう
儚い記憶は
輝きだけが鮮明すぎるもの
君に僕が今持てる
全ての気持ちを捧げるには
あまりに時間がなさすぎた
僕が辛いとき
僕は悲しいとき
君はずっと笑顔でいてくれた
それがどんなに支えになったことだろう
忘れないよ ずっと
だから今の君にも僕の笑顔が
支えになることを信じてる
君と言葉を交わした最後の日
「幸せだった」と
君は人生をかみ締めた
僕は「早すぎるよ」って
笑いたかった
けど 言えなかった
きっと君はもう
分かっていたのだろう
もう長くない、と……
何日か過ぎて
僕の場所は一人では広すぎることに気付く
イスも マグも
一つ余計に多い
そんな過ぎた日常を見る
僕にはまだ時間が必要みたい
「幸せだった」というあの言葉は
僕に何を言いたかったのだろう
ずっと考えている けれど
君がいた そして僕がいた
それだけでよかったよね
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