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嘘
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| 作詞 菊 |
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後ろ向きな自分隠した
顔面に貼り付けた嘘
笑顔だけで誤魔化して
ひとを遠ざけてばかり
信じられないんじゃないの
言いたくないの
私自身さえも嫌いな「私」を
ひとには言いたくないんだよ
軽いノリで付き合って
軽いノリで別れて
周りのそういう雰囲気が嫌いなの
告白されるたびに言うわ
簡単に好きって言うな、と
ほとんどの人がそれで何も言わずに帰るから
馬鹿だよね 本気なのか試してるとも知らずに
殴りたい衝動に駆られたわ
顔面に嘘貼り付けた私を指差して
「気楽でいいね」といったのだから
私のほしいもの全部持っているくせに
「好き」を伝えられる方法も
「大切なひと」のそばにいられる権利も
ないものねだりって人は言うけど
私を指差した人達のほしいものは
私にはひとつもないんだよ
「空想でものを言うな!!」
･･･そう、叫んでビンタかましたくなった、
夏休み終了間近の太陽と反射がまぶしいテニスコートの上
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