|
|
|
親指
|
作詞 菊 |
|
ただ好きだってきもち
打ち明けたくてずっと
届く届かないの結果より
もっと大切なものであってほしくて
中途半端な君の優しさが
「嬉しい」と喜んでいたはずなのに
今となってはもう
涙の材料になるだけで
卒業写真撮った桜を待つ並木道で
君の後姿見送って二時間
涙ぬぐう親指さえも何だか切なくて
卒業写真で親指たてて笑う君
馬鹿だよね
結局結果駄目だったってヘコんでる
私は後悔してばかりの弱虫だ
本当は今だって
君を追いかけることも出来るのに
へこたれそうな
私にそっと
君が言った台詞
今でも覚えてる
「諦めなければ終わることなんかないのに
終わったって嘆く「人間」って卑怯だよな」って
でもね私これでも精一杯頑張ったんだよ
君のそばにいて頑張っても出来なかったこと
やれる自信なんて起こんないよ
涙ぬぐった親指で
笑う君の隣で硬い顔してる自分を隠す
ほらね、皆の中から私が消えた
いつだって解くのは簡単だけど
紡ぐのは難しいんだよ
|
|
|