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ガラスじゃなくて赤い靴。
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作詞 葵唖 |
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「あの靴は私の靴です」
「いいえ私の靴よ」
哀れな女達の声が聞こえてくる。
そんなところへ1人の女がやってきた。
その名はシンデレラ。
「その靴は私の靴です」
履かせて驚き、靴は女のものへ
「この赤い靴は私のものです」
と呟いた。
ガラスじゃなくて赤い靴。
血の色赤色ドンナ色?
私の中の血の色よ。
誰もがもっている自分の血。
きれいで鮮やか輝いてるの。
ねぇ・・?綺麗でしょう?
赤い靴は私の靴。
赤い色は私の血。
全ては私が作ったの。
だからあなたはいらないわ、王子様。
意地悪姉さん。
今度はあなたの血を使って赤い靴を作りましょう。
きっと綺麗でお美しい赤い靴になるわ・・・。
そしてその次はお母様の血で作りましょう。
きっと赤黒い血でしょうね。
でも、きっと綺麗な綺麗な靴になるわ。
さぁ・・姉さん達と一緒にお眠り・・・・。
ガラスの靴はここには存在しないもの。
代わりに赤い靴なら存在するわ。
それは私が作った私の血が入ってるの。
さぁ・・・。
次は誰の血で赤い靴を作ろうかしら?
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