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風の鳴る方へ
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作詞 いしきふめい |
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乗車した列車から 身を乗り出せば 三人の線路は
それぞれの感情を ガタゴト揺らして 西へと向かう
ギターケース一杯に 詰め込んだのは ぼくらの夢
改札の向こう側に 残してきたのは あの日の涙
振り返る暇は 何処にも無いんだ と
叫び 繋いだ声 風の鳴る方へ
「ひとりでは掴めない 遙か彼方に浮かぶ星を ぼくらなら掴まえられるさ」
確かめる旅に出たんだ
ウトウトと三人が眠りに落ちて どれくらいだろう
けたたましい金属音 ブレーキをかけて 列車は止まる
ギターケース抱えながら ホームに降りて 深呼吸をして
改札の向こう側の 新しい街へ 駆けだしてゆく
立ち止まってるままじゃ 叶いやしないんだ と
叫び 唄った声 君に届くかな
「ひとりでは掴めない 遙か彼方に浮かぶ星を ぼくらなら掴まえられるさ」
確かめる旅に出たんだ
辿り着いたこの場所は 次の列車を待つ為のホーム
終着駅は何処なんだろう? 探すべき星も違うんだろう?
ギターケース一杯の希望を それぞれぼくら分けあって
「いつかまた出会うその日まで」 確かめるように笑うんだ
乗車した列車には 僕しかいない そして線路は
それぞれの感情をガタゴト揺らして 未来(あす)へと向かう
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