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カラスの鳴く街
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作詞 霙 |
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歩き慣れた道さえ朧気に辿った
あまりにも惨たらしいことには
目を背け切れずに、直視しては傷つくから
ねぇ、目を潰してよ。
世界の不条理があなたに襲い掛かったとしても
私だけは・・・、だなんて言わないわ。
私の向こうに光を見つけようとはしないで。
枯れかけた朝顔が私に話しかける
水はどこ?水はどこ?
歩けないのならいっそ見殺しちまえと
屋根のカラスがわらった
何のために生きてるのかなんて
考えても答えなんて見つからないから
あなたが許してくれるのなら
伝う朱を止めましょう
誰が生きていたとしても
意味なんて見つからないなら、
街の明かりが消えたころ
あなたの元へ彷徨い辿り付くことにしよう。
初めて歩く道を朧気に辿る
進むために捨ててきたものが
蘇っては 私に襲い掛かったりして
ねぇ、足を潰してよ。
進むことがなければ きっと怯えたりすることもない
このマチガッタ理論で突き進んで
どこまで行こうというの?
枯れてしまった薔薇は私に語ったりせずに
必要とされない私を
要らないからいっそ消えちまえよと
…電線の、カラスがわらった
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