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バイク
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作詞 霙 |
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静かな夜 エンジン回す
その背中に寄り添った
走り出す君と今ここで
一つになれる気がした
君と居る時間が長いほど
孤独になる僕の心を
どうかまだ見抜かないで欲しい
君が送ってくれる駅の改札は今日も
疲れた人の群れで溢れている
僕はまた その群れに混ざって
揺られながら家まで帰るよ
「何万回でもキスしようよ」
「大好きだよ」
お互いにこんなことを言える
僕らは素敵だと思うけど
きっと僕は君のことが好きなんかじゃなく
君になりたいだけだと思うんだ
ある日の夜 終電逃した
その背中に寄り添って
高速乗って僕の家まで
君にしがみついてみたけど
一つになんてなれやしなくて
夜中布団に潜って
そっと息を止めてみたんだ
君の姿は見えるのにこんなにも遠くて
マネして同じ煙草を吸うけど
僕はけして君にはなれないし
まるで蜃気楼みたいなんだ
「ずっと抱き合っていようよ」
「愛してるよ」
お互いにこんなことを言える
僕らは素敵だと思うけど
やっぱり僕は君のことが好きなんかじゃなく
君になりたいだけだと思うんだ
それともこういう気持ちを愛と呼ぶのなら
僕は正しいのかもしれないけど
「ずっと抱き合っていようよ」
「愛してるよ」
お互いにこんなことを言える
僕らは素敵だと思うけど
やっぱり僕は君のことが好きなんかじゃなく
君になりたいだけだと思うんだ
こんな気持ちも明日になったら
消えていたりするのかな
いつか、君と同じ気持ちで
愛し合える日がくるのかな
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