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冷蔵庫
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作詞 霙 |
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あなたの目線で殺していて欲しい
正しくない昨日を抱くこの腕が
腐り落ちるまで
弾け飛ぶ昨日の声の余韻で
まだ耳が塞がれている
冷蔵庫に隠した愛情も
もう潮時だと、誰かが嗤う
明日抱くであろう孤独に
恐怖するなどもってのほかで
掛け合ったリキュールが脚を伝うまで
お互い詰り合いましょう
馴れ合えばいつか忘れられる
あなたが沈めた真珠 私の描く夢
ここに置いたはずの部屋の鍵を無くしても
忘れて微笑んでいようか
炙り出す明日の恋の行方に
執着したところで
解凍しあぐねた愛情は
腐臭を放ち始めている
昨日捨てたあなたの声を
掘り起こすけど錆びついていた
混ざり合いながらあなたと落ちた昨日を
排水溝に詰まらせた
馴れ合えばいつか忘れられる
そう信じ込むのは 私と見る幻
ここにあったはずのあなたの声を失くしても
忘れて微笑んでやろうか
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