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鱗
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作詞 霙 |
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誰もいない部屋で息を止めて
私魚になる 少しずつ
一片 二片 身体が剥がれ落ちて
暗い水が私を塞いでゆく
虹色の鱗は 誰もが願ったような破片ではなく
剥がれ落ちそうで 脆くて でも
脱ぎ捨てた足は戻らないから
あなたの匂いを頼りに泳ぐしかない
潮が満ちて何もかもが沈む
産み落とされたままの姿で
どうして呼吸すら侭ならない身体で
冷たい白昼夢にあなたを探す
懐かしい呼吸は 静寂の中聞こえた幻
剥がれた鱗が泡沫に消えて
光すら差さないこの部屋で
音も立てずに溶けて無くなっていく
ずっと繰り返す闇
ここから抜け出せない
ずっと繰り返す闇
ここから抜け出せない
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