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ドロップ
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作詞 第二釦 |
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燈るヒカリを頼りに 踏み締めた道があった
響く 空白の時間は 心を連れ去った
寂しさを 握り締めて
独り夜を 恨んでいた
声が空の 隙間を縫って
君の心に 絡まれば
テノヒラに 落ちた雨の粒が 涙みたいに 乾いて消えた
僕の枯れた声も やがて空へ還り 君へ注ぐ
繋いだ手から洩れる 真昼の白いヒカリ
溢れ出さないように 隙間を埋めた
悲しみを 走り書いた
僕のページは まだ破れずに
霞む 記憶辿って
君の心を 掴んだら
テノヒラに 乗せた夢の粒が シャボン玉みたいに飛び散った
僕の呼吸の音も 風にさらわれて 消えていった
曇りガラスに指で描いた 二人の夢 重なり合って
こぼれ落ちてく 水の雫に 掻き消された 二人の…
雨が降り続けば 僕の涙は永遠になる
君がくれた傘は 青空模様した 小さな傘
テノヒラに 残る君の色が 涙で滲まないように笑った
虹が架かった空に 僕の枯れた声が 響き渡る
遠ざかる呼吸に サヨナラして
君がくれた傘を 折りたたむよ
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