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未開封ガム
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作詞 第二釦 |
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気紛れ猫がシッポを左右に振って
まっさらに流れる雲と毎日に云った
『気付かない侭か気付かないフリかどっち?』
曇りが取れないメガネを優しく拭いた
ここから夜が始まって 見知らぬ朝へ乗り込んで
騒がしい歌を歌って ネクタイが風に揺れた
失くしながら 探しながら 歩きながら 僕は行くんだ
歯痒いまま 切ないまま 苦しいまま ずっと それで良いから
大げさに笑う向日葵が枯れてしまって
真っ直ぐにいかない言葉は空を舞った
ワガママなおもちゃはゼンマイを引っぱり抜いて
感電しそうになるまで水に浸した
このまま空のつなぎ目を どこまでも見渡したなら
騒がしい歌が懐かしくて 靴底のガムを剥がした
動き出した 走り出した 止まるまでは 僕のままで居る
傷つく程 泪したら 今日の虹は きっと どれほどキレイだろう
忘れてしまうと また忘れそうになる
右手で握った栞を いつか 手放せたのなら
失くしながら 探しながら 歩きながら 僕は行くんだ
大事な事 愛しい人 故郷の絵 ずっと 変わらないで
迎えに行こう さらってしまおう 抱きしめ合おう キモチの侭
傷ついてよ 泪してよ それ程まで 僕を 愛してよ
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