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嫉妬
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作詞 あくあ |
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あいつが居なくなってから
ぼくは静かに切り出した
あくまで冷静に優しい声で
でも君は怖かったみたい
「あの時あいつと話をしていたけれど
一体どんな話をしていたの?
君は随分楽しそうな声で
綺麗に笑っていたけれど
ねえ ぼくなんてもう要らない?
それなら早く言ってくれないと」
あいつが行った方を見つめ
君は少しうろたえてた
「そんなに助けが欲しいの?」
言いかけたけどやめた
「あの時ぼくが居たのには気づいてた?
気づいていないと答えるだろうけど
君はぼくにも気づかない
そんなに夢中になるの?
ねえ 気持ちが変わったなら早く
早くぼくに言ってくれないと
君を ここに この狭い部屋に
閉じ込めてしまいそうなのだけど」
君はなんにも分からない
潤った眼をぱちぱちさせ
ただ あいつを待っているだけだ
行かなくていいの? 大好きなあいつのところ
ぼくなら平気だよ ねえ 嫉妬なんてしていない…
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