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巉巌
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作詞 鰰 旗々 |
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背に撞かれた 倩ゝの仕業
桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿の様
座礁の様に痛く抱いた
遠くの桟敷じゃ耳に通らない
舙されてはないかい
余計な世話はしたくない
沙汰でも邛でも蠢いた悵恨
芝居だとか四威儀の破戒
道理で³巧妙な
屡屡愆尤される訳だ
殊勝の声 朱殷を飛び散らせ
どうやら優しさは痛罵みたいだ
道理で³潸然と
只只睥睨される訳だ
何にも無い 何にも無い
鋭利だけが胸に刺さり霍乱
眼に射る情報だけが憂慮
黝堊丹漆許り取り入れてる
頓挫の様な深い不快感
問屋が卸してくれる訳が無い
刁が暗渠を隠れ蓑にしたら
真鍮の様 天誅は鳴り
酇も離散も譏りには変わらぬ
疏らに鏤められた撿挍は
自身に植わ付く既成観念
厽 蹴り飛ばさないかい
禍福倚伏でもう羸痩
頭陀でも亨でも蔓延った悔恨
大團円を安物扱いは犬死にの刑戮
道理で³聡明な
屡屡侏儒とぼやいた訳だ
嗄れた声 撓った謬見みたい
どうにも嬖佞に空似してんだ
道理で³毅然と
只只惘される訳だ
何にも無い 何にも無い
漣漪だけが胸に流れ出て
余りに余りにも諄い
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