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suono
作詞 奏惺
心つく時には遅かった
君も僕も
目についたそれはいつまでも
手を離せないだろう

重い心と一緒に包まって
深く呼吸をする
沈みながら
今日も抱いたまま
目を瞑る

街の音、人の声、目に視えないモノたちが頭に響く
ガラスのような光が消えた
言の葉と一緒に溶けたみたい


今日も僕は、僕の音を探している


いたずらにやってきたそいつは
言葉も消した
響くものがなければ
宝も必要ないだろう

溶けてしまった音は
色を魅せることもなく
響かずに弧を漂う

二度と戻せないその時を手放さず
馬鹿みたいに悲劇のヒロインぶる

生きるのに向かない僕は何を想えばいいのだろう



一生続く宝探し
僕だけの音を追いながら

また今日も抱いたまま
目を瞑る


光に刺されながら焦がれながら手をのばす
「あいたかった」
いつしか見失っていた音
「おかえり」といえる日が来ると願って

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル suono
公開日 2024/12/03
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 僕から音が消えた日に作詞したものです。
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