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ひらひら
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作詞 黒宮海夢 |
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ひらひら 紅い風が
ひらひら 舞い落ちてゆく
優しく結った 手の形 ぬくもり
本を読む横顔は どこか冷たく
瞳は さまよって 僕を見ない
ひらひら 君の顔が
ひらひら 崩れ落ちてゆく
ひらひら もしも還れるならば
ひらひら あの言葉を
揺れる観覧車 柵に寄りかかって
少しだけ 魔法をかけられたんだ
蠢くのは鼓動ばかり 時は止まる
ひらひら 君の香りが
ひらひら 記憶に映る
ひらひら もしも辿れるならば
ひらひら あの言葉を
最後の台詞は 5ページ目の台詞だったんだ
秋風をまとった彼は 嘘を吐く
「 」
ひらひら 君の顔が
ひらひら 崩れ落ちてゆく
ひらひら もしも還れるならば
ひらひら もう一度だけ
物語を描きたい 栞は挟んだまま
もうすぐ秋は死ぬだろう
僕らがいた場所を去ってゆく
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