|
|
|
反響
|
作詞 ケド |
|
七色(なないろ)とか セピア色とか せみの幼虫のように息してた
泣き叫んでも泣き叫んでも 言葉にならなくて伝わらずに
悲しかったのか? 思い出せないけど
取り除けない 破砕(わ)れた錫(すず)のように
ラララ ラララ 歌う声が鼓膜で響いている
子守歌でそぐわぬ明るさで
足を止める 見上げてみる 流れていく煙が
瞳とじて囁く 残らぬ言葉
かすみへ消える 意味なんてない その時限りの関係で
言葉と言葉 噛み合いもせず 履いてた靴の柄だけ覚えて
「また会えるかな?」 意味を持っていくのかな……
わからないけど 未定の約束
どうしてだろう 歌う声が今もまだ響いてて
所構わず人も選ばずに
心の鍵を探すことなく それそのものがドアで
すぐに開(あ)いてしまうから 強く閉めてる
ラララ ラララ 歌う声が鼓膜で響いている
子守歌でそぐわぬ明るさで
優しくなくて 嬉しくなくて 寂しささえもなくて
空っぽな壁面で 響き続ける
否 ドアの存在だけは 心音叩く
|
|
|