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After MagicHour
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作詞 MAGURO |
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見晴るかす鉄の灯火
馴染むように人にこびりつく病
ありきたりで愛しい虚無感と口付けしよう
格子は外れないから
ずっと夢現のままでいられたら
掻きむしるほどの違和感も
生温かい退屈もやり過ごせるはずなのに
現実は決してこの手を離さない
触れた夕は幻みたいだ
瞬く前にほどけて散った
留められない時間を呪った
せめて愛をあげたかった
淡く揺れる君の表情
祈りくらい残したかった
過ぎて逝った
帰れなかった
おやすみ
優しく刺した同情
言葉だけじゃ足りない空腹は嫌
張子でも思いやりの痛い肯定が欲しい
責めないで、誰でもそう
きっと硝子が壊されたあの日から
引き攣れるほどに喉を飽く
名前を呼んで、こっちを見て
届かなかった本音を
夢で見た甘えが気持ち悪くて駄目
消えた未来は過ちみたいだ
なぞる前に砕けて浮いた
巻き戻らない悔いを悟った
どうか愛を辞めさせて
きつく縋った君の慕情
未練だけが浅ましかった
報えなかった
忘れなかった
ごめんね
選べなかった想いはいつだって
「今」よりずっと綺麗だ
それでもこれがよかった
諦めを滲ませた声でも本当にそう思えた
触れた夕は幻みたいだ
瞬く前にほどけて散った
留められない時間を呪った
せめて愛をあげたかった
淡く揺れる君の表情
祈りくらい遺しかった
過ぎて逝こう
もう帰らない
おやすみ
またあした?
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