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かすみ草
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作詞 笠間 温巳 |
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今年も春が過ぎて 少し暖かくなり
春色の景色が 新緑に染まって
あなたの好きな桜道
来年はね 一人で行こうかな
一緒に見上げた花火 綺麗な紅葉に
白い雪が魅せる 白銀の世界
二人巡った季節旅
何十年 重ねてきたのかな
優しい顔して 眠るあなたの
横で手を握り 思い出を語る
聴こえてないでしょ それでもいいの
一人にしたくない だけだから
霞みゆくあなたの 景色の中に
私はいるのでしょうか
その瞼の裏に 映っている
私は笑えてますか
せめて最期に あなたの中に
残る私は 綺麗でいてほしいから
あなたと出会ってから 今日までの毎日
笑ったり泣いたり 喧嘩もしたけど
その全てが輝いて
かけがえない 宝物になっているの
あなたのことだから 私に色々と
迷惑かけたこと 謝りたいんでしょ
でも私はあなたに
出会えただけで とても嬉しかった
一緒に過ごした 幸せな日々
感謝をしても 足りないから
思いを込めて 花束にして
あなたの隣 そっと飾るわ
霞みゆく涙の 景色の中で
あなたが 笑ってるから
一人きりじゃないと 心から
私はそう思えるの
あなたの歩く 旅の終着
見送れること それがなによりの…
必ず逢いに行くから
そっちで先に待ってて
その時に話せるように
思い出たくさん 作ってくから
だからもう少し こっちの世界にいさせて
見守っていて
霞みそうな位 遠くからでも
私は気が付けるから
もう一度だけ 最後言わせて
あなたといれて 私は幸せでした
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