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ハングリー誠心
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作詞 栗原 紺 |
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3時間目 途中
この胃袋の音
決して 決して
悟られないよう
ペンを転がす
今朝遅刻しなかっただけマシさ
後悔後に立てれば
祭りをせずに済む
4時間目 始め
この指の形が
なして なして
ウィンナーに
見えてこよう
数式は謎
舌をトロに見立てなかっただけマシさ
蛇の道を蛙に聞けば
大海を知らずに死す
何で 何で 何で
何で 何で 何で
疑問系なら
“anything”
4時間目 終わり
この鞄の中
遂に 遂に
開かれるだろう
箱を取り出す
放送で呼び出しなんてアリか
そうだ そうだ そうだ
そうだ そうだ そうだ
肯定系なら
“something”
昼休み わずか
この担任の顔
せめて せめて
殴らぬよう
笑顔で頷く
次が移動じゃなかっただけマシか
虎穴から出るなら
誇示を得られず
それで それで それで
それで それで それで
接続詞なら
“however”
5時間目 テスト
この現実の名を
消して 消して
頓挫しないよう
ペンを握った
今何やったってムダさ
腹水凡に帰っていくので
働かざる者喰うべし
これで これで これで
これで これで これで
完了形かも
“ending”
「ねぇ、お昼まだなんでしょ?よかったら……これ食べて。」
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