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純粋培養硝子珠
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作詞 栗原 紺 |
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悲しみの丘で君と出遭ってしまった
僕を形成したのは 神さまじゃなくて
思い出す あたたかな 手の平の 温もり
いつしか君とここの住人となって
暮らしていた その時間は 幸福だったろう
いまは この 刃みたいな
ガラスの玉から 君の世界を覗くだけ
曲線的な一方通行
どこから履き違えてしまった
*聴こえてくるのは あのオルゴール
人形たちの 柔らかな舞よ
震えているのは この世界の方か
自分自身の 濡れてる瞳か
幻想の森で君の手を離してしまった
僕を愛してくれたのは たった一人じゃなくて
紡ぎ出す しとやかな 指先の 絹糸
遠くにある街の住民となって
過ごしている この時間は 奪えないだろう
いまは この 棘(いばら)のような
ガラス玉から 君の笑顔を眺めるだけ
制限速度50kmオーバー
どこまでも無視し続けてたよ
*懐かしいのは あの菜の花畑
黄色と黄緑に 包まれた人よ
狂おしいのは この手に染まる頬
長く艶やかな 髪に絡まる体温も
*思い出すのは いい事ばかりじゃない
それでも尚 胸を締め付けてくる
願うばかりの 直向(ひたむき)で素直な君
ただただ暫し 安らかな一日を
安寧の一時を・・・
*…サビです
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