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酸欠に芽吹く
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作詞 ミラ |
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僕らの小さな躯体を
満たせるだけの空が
渡し損ねた夏の気温を
抑えるための言葉
氷花零度、ああ 不確かだ
時々笑って
時々泣いて
氷華零度、ああ 不完全で
時々笑って
ドキドキ鳴いて
小さな告白の名前
冷えた部屋の中
無理だ そんなに大きな声で
君のことを呼び付けるのは
私たちは呼吸の最中
酸欠に芽吹く
氷点下を支配した君の後ろ姿
私が眠りに就いたら
これほど薄まった酸素たちが
再び集い始めて満たし始める
意思と意味の狭間
意思と意味の乱舞 ぐる、ぐる
氷花冥土は、 どんなところで
時々 揺れて
時々 崩れて
氷華冥土に、 置いてきたもの
時々 思い出して
時々 巡り果てて
小さな手は何も隠せない
字の隙間で
どうやったってこんな風には
笑えないな なんて思った
そうだ今も私たちは
酸欠に芽吹く
氷輪が夜空に浮かんだなら
私が泣き方を忘れて
啜り溢れる声が聞こえ始めたら
意味が意味を待っている
意味を教えてあやして欲しい
ずっと、 側で
互い違いにすれ違う
交互に笑い合う
順番に泣き始める私たちは
器用に手を繋ぐ
想像よりもずっと
想像に近い告白が
冷えそうな夏をまた暖める
崩れそうな気持ちが猛り出す
私たちは呼吸の最中
酸欠に芽吹く氷花
全てを拾い上げたその後に
また逢いにいくよ
言葉が掛け合わされば
再び集った酸素たちが 流れて往く
息と息が重なる
今と意味が合わさる
ふたり、今ぐるぐると 夜空をループする
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