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あかのもみじ
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作詞 妖花 |
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紅葉ってさ秋しか見れないものでしょう
秋以外もずぅっと見れればいいのに
貴方はポツリと言った
知ってる
貴方が秋が好きなのは
紅葉に深い思い入れがあることも
秋だけ見せる特別な顔
真っ赤なものに黄色いもの
紅葉狩りもいいけれど
ずっと見ているのもやっぱりいい
春夏秋冬毎月毎日が違う日で
楽しい日もあれば辛い日もあるだろう
恋の花が芽生えた日、枯れた日、
暑い日、寒い日、
忙しい日、暇な日、
誰もが生まれてきたからにはそんな日もあるだろう
例えば忘れられない嫌な真っ赤な紅葉の日とか
そんな事があっても君はまだ紅葉を守り続ける
赤い巫女服をまとった君は
僕にはまだ理解が追いつかないけど
君は長い年月生きているから
このまま先もずっと守り続けるのだろう
この紅葉を
あるところに巫女の君がいました
君はある日姿を消しました
しかし紅葉の日だけ現れるようになりました
その理由はもう知っているんだ
君はまだ隠しているつもりだろうけれど
あの赤血で染まった神社を見れば
僕は君に打ち明けた
「もうずっと前から知ってたよ」って
髪に紅葉の葉がついた君はくすりと笑った
「もう一緒にいられないね」って
そんな心配いらないよ
なんたって僕も一緒に行くから
たとえここの紅葉でなくたって一緒に見ようって
君は涙を流して笑った
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