|
|
|
似非の詩
|
作詞 夏木壮一郎 |
|
弱みにつけこむ悪人
人間の弱さをニヤリと笑って
操る出来損ないの似非極道
ちっぽけな街で粋がるだけの
王様が今日も"バカやろう"なんて
満足気に怒鳴ってやがる
純粋な笑顔に惹かれたろくでなしの
裏と表が滲み出る 馬鹿げた演技で
せっせと儲けてやがるよ
歪んだ性の理由に納得の訳さ
愛を知らない腹黒野郎さ
欲望まみれの開き直りピエロ
得意気に全てを語り愉悦に浸る愚かなカタマリ 求めているのは愛情 友情
違うだろ 認めたくないのさ
自身の醜さに 内弁慶の強者気取りも
いい加減胸糞悪いさ
誰もがそうなのだろうよ
人間はどこまでも悲劇な生き物さ
捉えた魚を貪り 肉を食い
平気な顔して弱虫を殺してやがる
都合悪いことは知らんぷりさ
人間は悲しい生き物の集大成
頂点に君臨しているのは誰
何の意味もないさ 金にもならねえ
こんなどうしようもないことに憤りを感じても わかっちゃいるから
なにか美味しいものを食べに行こう
支配する術を磨き 人を手懐け 弄ぶ
支配者ごっこさ 俯瞰してみろよ
阿呆丸出しの惨めなロックンロール
虚無が怖くて不安な群衆を見事に
飼い慣らす人間得意の飼育員
今夜のご飯はブタのしゃぶしゃぶにしよう
なんて口ずさんではニヤリと笑って
軽快なステップ踏んでお出掛けさ
抗うだけの無駄な抵抗さ
非力の自分は金だけが頼りで
弱者の集いに祝杯をあげよう
情けねえなんて気付く暇もなく
忙殺されて命を燃やしてゆく
余暇はのんびりだなんて夢を語りながら
毎日誰かの犠牲になる
Ah 結局はそうなっちまうんだろう
変なことへのこだわりが俺を縛りつけるのさ 頭の中の敵と戦う俺だけが
たどり着ける境地はどこにある
Ah 結局はたいしたこともないんだろう
誰かのためなんかじゃあ動けやしないさ
頭の中で蠢く欲望の具現化を
ひたすら思い浮かべて空を見上げるのさ
Ah 結局はお前たちが正解なんだろう
綺麗事ばっか並べたって意味なんてねえ
馬鹿な野郎さ 器用にできねえ
今だけは好きなようにしたいから
Oh Oh Oh Oh Oh Oh yeah
|
|
|