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黒い蜘蛛
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作詞 つきなみゆうき |
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あんまりじゃないか
ぼくだって生きている
同じ仲間のはず
忌み嫌わなくても
必死に生きているんだ
生きていたってのが
正しいんだけどさ
もうぼくはいない
その足で踏み潰しておいて
ヒーローにでもなったつもりかい
実は罪悪感みたいなのも
あるんじゃないか どうなんだ
いきなり勝手に世界に踏み込んできて
毒があるだの気持ち悪いだの騒ぐけど
じゃあもっと可愛い形だったのなら
愛してくれたのかい
この悪魔のようななりでぼくらは
生きるためだけに命注いで
要領悪くもエサにありついてきた
嫌われる筋合いなんてないのさ
こっちから見ればきみたちこそ
ぼくらにとっては怪物なんだ
きみらには分からない この景色
とりかえっこでもしてやりたいぜ
最高の眺めだよ
なんてな
そう こんなことになるなんて
思わなかったんだよなきっと 知ってるよ
それにさ
ぼくじゃなければ他の誰かが
ここにいたかもしれないよな
やられたのが ぼくで良かった
誰かを守れた
こんなぼくでも 役に立てたなら
選んでこんな姿に
産まれたわけじゃないけど
でもさこのぼくだから
ここまで来られたわけだ
壮絶な人生だった
裏路地で生きる人たちの
温かさにも触れられた
この命がこのぼくで良かった
こんなぼくのこと覚えといてくれよ
そう わざとではない
いつもなら壁にいるのに
なぜか床に いたから 床に なぜ
知らずに傷つけている人の多さに気付く
ごめんな 忘れないよ 本当さ H. adansoni
3年前に揚げてしまった友人も
去年溺れさせた友人もちゃんと覚えてる
今日は同じ色の真っ黒い服 着るからな
きみへ贈るrequiem…
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