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realist
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作詞 つきなみゆうき |
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清潔な言葉で 祭壇に閉じ込めて
不浄な感情を 裁断機に掛ける か
推敲する頭中と内蔵を塩漬けて
薄っぺらいスプーンに反転する
愛せないままのきみを抱きしめ
終幕を危惧してる
貴方には私じゃない方がいいのってことはさ
僕がこうやって誰の肌に指を滑らせようと
構わないってことだろ それとも
貴方は縋り付いてくるって確信的観測かい?
その腐った眼球で見てみろよ
本音は見透かされている 飲めたもんじゃない
高潔さに逃げ 海に投げ込んだ言葉に
足枷の鍵は とうに錆び付いてるだろ
分からない分かりたくないっていうのはさ
自分は手にするため努力する思考には
至りませんってことかい? それとも
誰かに選択させた答えに
賛否へ風見どる為の布石かい?
この体で這いずり回る
馬鹿な僕には分からないが
自分の醜さを愛せないきみのために
星降る夜に枯れた花を愛でながら
讃美歌うたって無茶苦茶に抱いてやろうか
見なくて済むものを
見ない事にしているうちは きみは不幸なまま
偶然開いた僕の扉にきみは絶望し
二度と戻れないと知って リセットを考えた
失くしたものに歓喜のあまり涙し
生き長えたいと思えば 君に怖いものは無い
時間が無いんだ 時間が無い
でも無いと分かれば 選択するものが有るだろ
分からない分かりたくないって
良く分かってんだろ
自分の手の中見てみろよ
ほら掴んで放せないだろ
きみはそいつと僕を天秤に掛けている
僕を望んでいない
僕に語った夢の続き 掴みに行くんだろ
どれだけ悔しい夜を過ごしたんだっけ?
負け越した夜に何を決意したんだっけ?
不器用なきみに 強欲の花は似合わない
捨てるべき回路は切り捨てて 取り戻して
ここで見届ける だから
きみには僕じゃない方がいいんだって
身を守る為の言い訳は やめにしたんだ
僕はきみを望んでいない
きみよりも大事なもんがある
きみとそいつを天秤に掛けている
よく分かってることを
分からない分かりたくないとは言わない
無責任に光の先で迎えに行くよとも言わない
正直に言えば そんな欲も失せた
目の前のものがすべてさ
嘘つきと泣こうが喚こうが
今そばできみを支えるやつに 感謝すら覚える
だから僕はきみを抱かない
綺麗なまま祭壇に飾るさ
無価値な体さ
何言われようとこれが武器だ
この僕が必要とされている事を 誇りに思う
そして終幕に怯えながらでも
護りたい想いがある
この気持ちを既存の言葉で表すなら
分からない
分かりたくもないさ
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