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例えばのうた
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作詞 つきなみゆうき |
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ロクな生き方してこれなかった
おっしゃる通り その通りです
ぐうの音も出ません すみません
もうやめて ごめん赦してって
いつも通り ゴソゴソ眠りについて
今日も いつもの悪夢で 目が覚めた朝
例えば こんな人がいたとして
おまえは 幸せになれないと
さんざん言われながら育ち
振りかざされる 掌に
冷たさの記憶が 拭えなくて
過ごした幼少期を いまだ引きずり
なぜ自分は 愛されなかったのか
どんな愛を その手に 込めていたのか
なんとか落とし所を 見つけるため
答えを捜すように 歌にする人
例えば むかしむかし
一瞬で世界が反転した人
不気味な笑みと 鋭い恐怖で
愉快にいたぶり続けるより
いっそ ひと思いに 刺してくれていたなら
今は苦しまずに 済んだのにって
なぜ大勢いる中 自分だったのか
どんな思いが 強行に変えたのか
消えない憎悪を 内に込めたまま
前を向き祈るように 詩に載せる人
人を信じられないまま
人を傷つけた日もあって
人を信じられないお陰で
痛みとか誰かの苦しみが
超能力並に解る人
という謎の称号が
与えられたことは
人生のプラスと捉えていい
何もできていないわけじゃない
何も成長してないわけじゃない
傷つけたと気付けば 生き直せる
あなたはあなたで そこにいていい
特大の花丸を あなたにあげる
今日は特別に
高級アイスでも買いに行くか
ついでにあなたにも買ってくよ
毎日入れる募金箱の中身が
日を増す事に増えている
道路に放置されていたごみを片す人を見た
いつも畑仕事してるおじさんが
豊作だったからと野菜をくれた
いつも笑顔ありがとうと言われた
夕日がきれいな 仕事帰り
いろんな思いが行き交い
今を繋ぎ生きてきた人達の中に
僕ら居る
ギバーになれる優しい人は
総じて悲しい過去と対であると
信じて歌う例えばのうた
日替わりで 優しい景色に触れる
生きることも 悪くはない
想いを伝える勇気すらなくても
生きることを 恥ず事はない
夢が僕に 過去を忘れないよう諭す
生きろと教える
明日もいい日にしよう
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