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山林の焼けた跡
作詞 堀岡玖哲
上体を起こした 秀麗が廻った
鳴る踵も無いわ いつだって皮肉だ

勿体ないと啼いた 声だけが哂った
潤いも無いわ 干乾びた死肉だ

山村は宙を舞う 乖離だってしょうがないわ
万象は目を逸らした 明日にだって興味もない

誘蛾灯は息をする 群れる蠅すら疾うに平らげて
コトダマは今日も瘴気を吸う 明日も経って笑えるように

完全も不完全もどうだっていいわ
飽いた衝撃に心が腐った
判然とした声もどうだっていいわ
焼けた山林は虚ろを孕んだ

裸足のままなんて、もう痛いわ
洒落た赤い靴を頂戴



存在を隠した 今日は特別だ
鳴る鼻は顰めた いつだっていつだって!

欄干をなぞった 黒ずんだ応えだ
静寂も誓いも 教会も満月も

山道に灰が舞う 狂った拍子で漂い続け
見慣れたその風景は 明日にだって興味もない

電灯は道を示す 口から空気が解き放たれて
コトダマは歓喜の声を上げる 昨日も今日も明日だって



完成も未完成もどうだっていいわ!
冷めた心に衝撃が灯った
万全の声だってどうだっていいわ!
燻る山林は喧噪を孕んだ

何億の何兆の失敗でも良いわ!
後ろの足跡に心が躍った
明日へと向かうようにコトダマは歩いた
焼けた山林は怒りを残した

裸足のままなんて、もう痛いわ
洒落た赤い靴を頂戴

「私に似合う靴を頂戴」

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歌詞タイトル 山林の焼けた跡
公開日 2022/01/27
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 少女と焦土の歌。
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