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ナノ
作詞 brother sisters
粒子化しちゃいそうな恋模様
だって細かい一つ一つを拾ったから
でも愛した“ i ”など掴めないほど
この指の間から落ちてゆくものなの

さらさらと砂時計
待ってはくれない この出来事を
いよいよここまで来た
先行きを閉ざす 等距離線

ズレたメモリのメジャー使って
自分でいられるストレージを
測ってみたのも束の間の期待
予感だけで終わった恋だったもの

上手に単位じゃ表せないこと
でも至って定義はシンプルな答えなこと
もっと証明したものを感じさせて欲しい
決して正しいモデルじゃなくてもいいから

はらはらと綱渡り
慎重になりすぎちゃ 逆に危ないね
ゆらゆら振り子の自分の
揺れている時間 空白の時間

ありきたりな言葉ペーストして
いつしか自分を見失って
むしろ白地図なほど描けた
本当の気持ちのほんの少しでも

相対的だと信じた恋愛も
きっと目で見てわかるほどの輪郭はなく
ずっと細かい粒子の姿をしている
だから自分を飾るフィルターをかけてしまうの

いまの自分が自分でもわかるほど
密度の薄い存在になっている
愛や愛しているや愛されるやの
ウェートが傾くたび ふらふらと
立っていられない この手に掴めもしない

粒子化しちゃいそうな恋模様
だって細かい一つ一つを拾ったから
でも愛した“ i ”など掴めないほど
この指の間から落ちてゆくものなの

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ナノ
公開日 2021/12/17
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 愛を可視化するのは、どだい無理な話でも、あるときはっきりと「あ、これが愛ってやつか!」と漠然なりにも、その一帯に漂う空気を感じ取るときがあります。なんかそこだけ1℃くらい気温が違うのです。きっと私たちの目には見えない微粒子になって、愛はそこらじゅうに漂っているのだと思って書いた詞です。
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