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残光
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作詞 Brother sisters |
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この脳の襞を溶かしてゆく
熱を帯びる私の純情よ
尊くもまた醜い蒼い心を捨てて
老いさらばえてゆく今日を
ミシン目に沿って切り離して
生真面目な服を無理矢理脱がした
未確認生命体の“明日”
上昇を続ける感度のせいで
うずきっぱなしの生徒と先生
沸点の偏差値を超えてゆく
この脳の襞を溶かしてゆく
熱を帯びる私の純情よ
尊くもまた醜い蒼い心を捨てて
薄められてゆく今日を
指を咥えて羨む“昨日”よ
煎じ詰めればみんなおんなじ
酸いも甘いもあるが人生
どう生きるかより生きたかを問うて
饒舌にカミングアウト 待ったなし!
High になる物語を紐解いて
どこまでもくだらない話を
延々と続けていたいと思っている
ぬるいルールに雁字搦めの心を放て
夜空をまたぐ あの放物線
消えたんじゃない 見えていないだけ
どこかにきっと 今も呼吸する
自我の眠りが 存在しているはず
もう一度 生まれ変われたって
丸いままの惑星じゃ飽きちゃう
私らしく私であるため
想像を創造してゆこう
この脳の襞を溶かしてゆく
熱を帯びる私の純情よ
尊くもまた醜い蒼い心を捨てて
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