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残光
作詞 Brother sisters
この脳の襞を溶かしてゆく
熱を帯びる私の純情よ
尊くもまた醜い蒼い心を捨てて

老いさらばえてゆく今日を
ミシン目に沿って切り離して
生真面目な服を無理矢理脱がした
未確認生命体の“明日”

上昇を続ける感度のせいで
うずきっぱなしの生徒と先生
沸点の偏差値を超えてゆく

この脳の襞を溶かしてゆく
熱を帯びる私の純情よ
尊くもまた醜い蒼い心を捨てて

薄められてゆく今日を
指を咥えて羨む“昨日”よ
煎じ詰めればみんなおんなじ
酸いも甘いもあるが人生

どう生きるかより生きたかを問うて
饒舌にカミングアウト 待ったなし!
High になる物語を紐解いて

どこまでもくだらない話を
延々と続けていたいと思っている
ぬるいルールに雁字搦めの心を放て

夜空をまたぐ あの放物線
消えたんじゃない 見えていないだけ
どこかにきっと 今も呼吸する
自我の眠りが 存在しているはず

もう一度 生まれ変われたって
丸いままの惑星じゃ飽きちゃう
私らしく私であるため
想像を創造してゆこう

この脳の襞を溶かしてゆく
熱を帯びる私の純情よ
尊くもまた醜い蒼い心を捨てて

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 残光
公開日 2021/12/17
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 若さの魅力はその闊達な肉体ではなく脳(なずき)です。柔軟なニューロンを一つ一つ殺して大人になってゆくとき、その細胞たちの悲鳴に耳を傾けられずにはいられないと思って書いた詞です。
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