|
|
|
春風の伝言
|
作詞 さくらんぼ |
|
「走れ!!」
誰かが叫んだんだ
それは暖かい春の陽射しかもしれない
それはタンポポ咲かせる地面からかもしれない
それは僕の身体の奥底に潜むヤツかもしれない
「走れ!!」
振り返らず 悔やまず ずっとずっと―・・・
そんな事 僕にできるだろうか
なぁ それは絶対かい? 避けて通れないのかい?
なぁ 僕には自信がないよ どこに終着点があるんだい?
「走れ!!」
ぶわっと春風が吹く 桜が舞う
木々がざわめく 僕はそこにいる
あぁ わかったよ・・・
君が誰だかも 走る理由も
前に進むしかないんだね
ここに留まりたい気持ちも 後ろめたい気持ちも
全て背負って 君も 僕も
「走れ!!」
誰かが叫んだんだ
春風が吹く 桜が舞う
その向こうの人影・・・
あれは君か それともいつかの僕か・・・
―― 答えは時間と春風だけが知っている
|
|
|