|
|
|
空に
|
作詞 央堂 |
|
消えてゆきたい そんな想いが胸の中に生まれてから もうどれほど経ったでしょう
羽があったら 今すぐにでも この知りすぎた土地を出てゆきたい
何も知らない大地へ 飛び出してみたい 誰も知らない 何も知らない 真っ白な世界へ
空に漂う 雲でもいい 形あるもの じゃなくていい
自由になって 見知らぬ世界を飛び回ってみたい 何にも捕らわれずに
空になった身体を見つめる日は まだ遠い?もうすぐ?心ときめく
虹が架かった空はとても綺麗で もしもあの虹を渡ることができたらなんて
絵空事を想いながら 今日は眠る
何もかも忘れてしまえばいい 知識も心も全て 全て消え去れば 真っ白に
空を羽ばたきたいなんてことさえ忘れてしまえばいい
自由になりたかった理由も全て忘れてしまえばきっと楽になれる
身体を空にしたい理由も全て 全て消えてしまえば
そんなこと
出来ないから 今日も苦しみ生き続けている
もがき 苦しみ 涙を流し
身体の不調を訴えながら今日も私は生きてゆく この世界を
眠りから覚めた この世界は今日も
黒く淀んでいる 汚染された世界
せめて夢の中では 笑って過ごしていたい
今日も 明日も ずっと ずっと
ふいに立った高い場所で そっと手を伸ばしてみた
私は空に舞った
|
|
|