|
|
|
一つの静寂
|
作詞 央堂 |
|
空がまた一つ
その命を閉じてゆく
朽ちてはまた生まれてくる
それを繰り返し何度目の生命?
耳鳴りがするほどの
痛い静寂 夜の淵に
荒れ狂う嵐が傍に在ろうと
空の心には音響は無く…
光(希望)を失った空の心には
ありとあらゆる感情がガラス玉のように脆く
崩れてゆく ただただ音もなく
一つの静寂だけを残して
空がまた一つ
その瞳から大きな涙を静かに流している
闇(悲しみ)が募る孤独な空は
時に誰かにすがりたくなる
世界(周囲)を見渡せども 空(彼)の傍には誰も無く
暗い静寂が心を覆う
一つの静寂がこの空を覆い尽くし
何一つの音も無く
世界は脆い玩具のように壊れてゆくよ
全てが失われてゆく
一つの静寂だけを残して
|
|
|