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すまし顔
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作詞 いるぶ |
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暑くて暑すぎるこの夏
君だけは涼し気に見えて
行き交う歩行者の中で
異彩な空気を放ってた
透き通るような声に
目が覚めたこともあった
夢だと気づいたときには
暑さのせいか汗をかいていた
クーラーをつけたいけれど
この暑くるしさがいいよ
話したことのない人に
思いを馳せてるこの気分
僕にも出来るだろうか
あの子が見せるすまし顔が
ただ一瞬のすきを
見逃さず この瞼に
さりげなく 焼きつける
窓際で軽く桟に肘をかけて
少し目を細めてみるのだけど
はたから見れば眠そうな王子
彼女の見せる最終形を
目指す発展途上の僕を
凛とした顔 すまし顔で
心の中を見透かれているよ
僕にも出来るだろうか
あの子の見せるすまし顔が
どこを見てるのかを
分からずに ただひたすらに
さりげなく 涼し気に
まだ分からない明日を
もう戻れない過去を
僕には見えない何かを
きっと きっと きっと
僕にも出来るだろうか
あの子の見せるすまし顔が
何を見てるのかを
考えるその顔 ほらできた
さりげない すまし顔
あの子が出来るすまし顔
きっと何か答えを探してる
分かりそうもない答えを
ただただただ ひたすらに
さりげなく 涼し気に
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