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独壇場
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作詞 uaeb |
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朝、目覚ましを止めて
鏡の前で顔を洗って
右の歯ブラシを手に取る
スーツを着ようとして
休みだったことに気が付いて
もう一度顔を洗って
今日は何をしようか
要らないものは片付けて
今日は晴れそうだから
少し遊びに出ようかな
ああ、独りになれば
煩わしいことなんて無いな
この痛みもきっと感じずに済んだだろう
ああ、独りになりたい
君の顔も忘れてしまいたい
思い出も愛もそっと忘れてしまいたい
電車に乗ろうとして
お金がないことに気が付いて
しょうがないから歩こうか
何処まで歩いていこうか
誰もいない場所がいいな
そうだ、あの丘がいいな
少し遠出になるけど
ああ、独りで泣きたい
気に病むことなんて無いけど
この痛みもきっと風で吹き飛ぶだろう
なあ、君もそうだろ
分かってることなんて無いけど
この痛みをずっと感じずに済むのなら
なんてことはないだろう
あの頃にまた戻るだけ
全部忘れてしまえば
僕の声も聞こえなくなるから
なんてことはないだろう
ああ、独りでいれば
君も傷付かずに済んだ
この痛みもきっと僕だけのものだった
ああ、独りで居たくない
我儘でもなんでもいいや
思い出が、愛が、ずっと叫んでいるから
あの丘でずっと君を待っている
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