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YとP
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作詞 こめっと |
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失ってから気づくものがあるとすれば
紛れもなくこれなんじゃなかろうか
等価交換で残ったものは
ほんの少しの麻薬と耳鳴り
紙切れ以上のものを犠牲にして
手にした快楽に浸れるのか
閃光弾とファンファーレが鳴る
脳内犯す麻薬と耳鳴り
奇跡よ起これと叩いたボタンの
軽い感触がやけに残る
奇跡が起これば何か始まると
足を組み替えにやけている
行ってらっしゃいの後のおかえりが
こんなにも嬉しいから
今日も右手を握るんだ
左手から離れたあなたの
ただいまが聞けるように
また右手を握るんだ
失ってから気づくものがあるとすれば
疑いなくそれなんじゃなかろうか
握りしめたリモコンには
巻き戻しのボタンはついてない
後悔先に立たずを体感しても
放った輝きに惹かれるのは
振ったサイコロを超越した
心地よさがやけにクセになる
奇跡よ起これと伸ばした右手が
軽く汗ばんでやられている
奇跡よ起これと出した左手が
薄い温もりを離してしまう
真昼の心地よい夢を見て
いつの間にか夜になって
今日も快楽を手にするか
堕落の白昼夢の果てを見て
当たり前に夜になって
虚無感だけが残るのか
失ってから気づくものがあるとすれば
紛れもなくこれなんじゃなかろうか
等価交換で残ったものは
網膜焦がす麻薬と閃光
失ってから気づくものがあるとすれば
疑いなくそれなんじゃなかろうか
等価交換で失くしたものは
脳内犯すイニシャルYとP
真昼の寝苦しい夢の中
いつの間にか夜になって
今日のどん底で目覚めても
赤や金色に踊らされても
虹の輝きを手に入れるまで
行ってらっしゃいの後のおかえりが
こんなにも嬉しいから
今日も右手を握るんだ
左手から離れたあなたの
ただいまが聞けるように
今日もまた性懲りも無く
君と右手を繋ぐんだ
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