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部屋の隅のスターダスト
作詞 こめっと
派手な演出には滅法弱い
まるで鉛か鉄のような感じです
熱いうちに打たれ形変えられ
冷めたころには戻せなくなってる

「爆ぜた芸術には結構強い」
的を外した過大評価甚だしい
見栄を餌に釣られ形どられて
横に一列 終わりなき競争

上げられたハードルを飛び越えてしまえたら
フラットな道が物足りなくなってしまうのです
黄金のバイタルが正常値を超えたら
もう後に引けぬ先行き不透明な計画です

僕らは新しい何かを欲しがるくせして
手に入れた途端にピリオドを打ってる
今ある大切には目もくれずに
今ないってことだけに価値を追い求める
満たされず溢れる欲望に塗れて
もがけども渇きは増していくばかり
瓦礫の山のようなスターダストを
部屋の隅に追いやって輝きを消す作業を
無意味に無意識に継続する毎日です

昇華はするけど消化はしない
超過はするけど浄化はしない
ジョーカー突きつけ鏡花水月
了解するけどGOかは内緒です
豪華の代償です

嵩張ったTo doを押しやってどかしたら
スペースが空いてまだ入る気がしてしまうのです
固まったハンドルにべた踏みのアクセル
ブレーキ手遅れ 二ヶ月先送りの弁償です

曇った色つきのレンズを通して見てたら
目を閉じて確認するしかないのに
今この手に感じる温もりより
知らないって期待値が上回ってしまう
繰り返し溢れる欲望に流され
得も言えぬ愉悦と後悔の往復
端から矢継ぎ早にグレーアウトじゃ
最早何のためかすらわからなくなっていく

上げられたハードルを飛び越えてしまえたら
フラットな道が物足りなくなってしまうのです
紙束のバイタルが非常事態陥っても
クラックの心理 物理で埋めるような軽薄さで
一寸先は闇の感覚です

僕らは新しい何かを欲しがってばかりで
懐に残るは仮初の幸福
今ある大切さえ捨ててしまう
持ってないって事実だけふわふわと浮いてる
蓋もなく零れる欲望に溺れて
もがけども深みに嵌ってくばかり
瓦礫の山のようなスターダストは
部屋の隅に追いやられ輝きを消す

新しい何かを欲しがる前にさ
手に入れるばかりを求める前にさ
今ある大切にも目を向けてよ
失くしちゃうと取り戻せる保証などないから
満たされず溢れる欲望ともうまく
手を取って互いに向き合っていこう
埃に埋もれているスターダストが
自分だけが知っている輝きを放つように
今ある大切を磨いていく生活を
自身で自意識で継続する毎日です

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 部屋の隅のスターダスト
公開日 2021/06/21
ジャンル ロック
カテゴリ その他
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