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夢ユメ想い
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作詞 YU |
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少し強く 握る鉛筆で 午后の暮れに
少し濃ゆく 書いた詩(うた)二篇 引き出しの中
緩く緩く 握り合う其の手 想い返す
片(ひら)り片り 隙間を抜けゆく 揚羽蝶々
好きで居て呉れますか
そんな事聞いた時
今では何処か懐かしくて…
生まれてよかったと
何度あなたに思わされたろう
雨が冷め冷めと染める纏った衣の
濃淡の胸の奥に秘めた温もりに
只々此の身を委ね 眠りたい…
少し眠く 上目蓋擦る 朝三時に
少し揺らぐ 闇の中の灯に 包まれた部屋
脆く脆く 崩れてく心 繋ぎ止めて
さらりさらり 流る水みたく 癒してくれた
悲しい時はちゃんと
泣いていて下さいと
傍で優しく囁くから…
肩を落とした時
何度あなたに励まされたろう
空の端から端へと渡る虹を見て
廻り階段を昇り笑顔を浮かべる
そんな夢に包(くる)まれて 眠りたい…
其の内此の内 くるくるり 巡る想い出が蘇る
大空仰げば ほろほろり 今にも泣きそな朧雲
あなたと出逢った日も雨で…
生まれてよかったと
何度あなたに思わされたろう
雨が冷め冷めと染める纏った衣の
濃淡の胸の奥に秘めた温もりに
只々此の身を委ね 眠りたい…
別離に染まる二人が今、会えるのは夢の中…
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