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水夢(Swim)
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作詞 YU |
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週末の、徒然時間を埋めようと
現(うつつ)の誰かへの想いを、詩に編み込んだ
閉じた目の、裏側片りと零れ咲く
如何程に匂へど薫らぬ、濡れそぼった花
好きで居、て、呉れますか
そんなこ、と、聞いた時
何処か懐かしくて…
よかった、生まれて来れて と
何度あなたに思わされたろう
雨が冷め冷めと染める纏った衣の
濃淡の胸の奥に秘めた温もりに
只々此の身を委ね 眠りたい…
あの場所で、繋ぐ手を不意に想い出す
二人の隙間をすり抜ける、斑揚羽蝶
丑三つの、時差す壁の時計の外
粒々(りゅうりゅう)止め処なく堕ちてく、地を打つ水音
悲しい、と、きはちゃんと
泣いてい、て、下さいと
傍で囁くから…
よかった、あなたに遭えて と
何度心に感じられたろう
空の端から端へと渡る虹を見て
廻り階段を昇り笑顔を浮かべる
そんな夢に包(くる)まれて 眠りたい…
くるくるり 巡る想い出
ほろほろり 泣き掛けの雲
夢に見る 涙の海泳ぎ 二人の出逢う時へ還る
よかった、生まれて来れて と
何度あなたに思わされたろう
雨が冷め冷めと染める纏った衣の
濃淡の胸の奥に秘めた温もりに
只々此の身を委ね 生きてたい…
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