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fever
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作詞 まきな |
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肌寒い夜くしゃみをした 一晩眠れば治るさ
良い夢でも見れたらいいな 目覚まし時計はいつも通り
子どもの頃 似たような時 ママが冷えピタを貼ってくれた
それでも約束を果たしに 熱を帯びた体 走らせた
どれだけ探しても 遊び場を巡っても
どこにもいないな どうしてだろう
置き去りにされた思い出は なんの役にも立たない
見上げたんだ 青空 あまりにも綺麗で
ここが夢の中だと知るんだ
大切にしてたもの全部 手から零れていく
辿り着いた結論 なのになぜ生きる
朝 目が覚めたら忘れてる こびりついた鉄棒のにおい
昨日 食事会をしたらしい 小さな機械ごしに見つめる
靴下に穴が空いていた 新しいのを買ってこなきゃ
体のそこかしこが痛いし 熱は少しも引いていない
変わる町の風景 昔の誰かの家
胸の真ん中 風が抜ける
僕らが育った世界は どこにも残されてない
教わったんだ 過去から 全ては無駄だって
どうせ痛むのは僕だけなんだ
今あなたはどこかで 笑っていますか
捨てたもののことなんか 気にもしないで
会いたい人がいて 連絡手段もたくさんあって
それゆえ話しかけづらい 無視でもされたら悲しい
僕は今もここだ 顔を見せて 声を聞かせて
話したいことがいっぱいあるんだ
冷たい機械が映す いつか撮った写真
胸が熱いんだ どうしてだろう
僕を置き去りにした世界 ずっと回り続ける
光ったんだ 青空 あまりにも綺麗で
ここだけが現実だと知るんだ
大切じゃないものなんてない いつか取り戻せる
今のところの結論 その日まで生き抜く
肌寒い夜くしゃみをした どこかで僕の噂してるかな
誰かに昔話したいな 時計の針は止まらないまま
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