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Breaking Dawn
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| 作詞 サトウカイト |
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鈍色の風 吹き抜ける坂道
むせかえるような昼下がり
灰色のジャングル コールタールの道
遠い空は見えず群をなす蟻の道
白い大輪とうに色褪せ
モノクロームの今は昔
回せど廻せどつながらぬダイアル
アナログチックな日々が鳴く
嗄れ声と暮れた街角
間延びした影
滲んだ紅に燃えたキャンパス
狂ったように降り積もる
塵になったアルバム
俄雨吹き付ける 鉛色の街
濡れ鼠たちが走り去る
破れたビニール 折れた骨
青空を塞ぐ群れた積乱雲
微かに見えた白い大輪
彩られたアルバムの欠片
伸ばせど延ばせど届かぬ逃げ水
デジタルカラーな軋む虹彩
枯れた空 抜ける霧雨
朧気な雑踏
光明差し込み手を差し伸べど
もつれる足に引かれる体
耳朶に響く「戻ってこい」と
匙は投げた 歯車は戻らず
ならば拓くとニヒルに嗤う
垢抜けない目 セピアの街
望むべくもなき日常に
仰望する灯 鮮やかな街
彼方に見えた今至る所
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