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指先で春を待つ
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作詞 雨宿り |
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どっか行っちゃうんだろうな
呟きのまま言葉は咄嗟に消えていった
明日が晴れたらなんていつか思わなくなってたな
両サイドの温度を測ってもなんか違うな説明はとても無理だけど
一旦全てやめようか
あっそうか今日は何かの日だ
僕は目の前にあるグニャグニャした化け物を飼い慣らし
吐き出してしまったこの気持ちもちゃんとお世話してるつもりです
誰かが言った前向きな日めくりカレンダー
何も関係ない関係ない
いつになったら春が来るのか
冷たい指先で
触れるか触れないかの距離を憐んで
優しいフリして頭を撫でているあなたを
喜んだフリしてはにかむそんな時間が好きだった
つぎはぎを縫うお膳立ての景色が余計にそんな雰囲気させる
昨日に価値を見出せないならどうせ負けだと言いたいんでしょ?
一旦全てやめようか
あっそうか明日はいつもより早いんだっけ
僕はひたすら隠した怪物の様な塊をひたすらこねくりまわし
誰かに意味なく見せてます
当たり障りない日常に拍手喝采を添えて微笑をしてもらうつもりです
もう捥いぢゃった
跡だけ残した感情は直ぐに染み込むから
何も関係ない誰も寄り付きもしない
きっと寂しかっただけだ
春はとっくに過ぎ去った
冷たい指先で触れるか触れないなきっと
そんな距離を憐んで
そんな僕を憐んで
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