|
|
|
烏の街
|
作詞 かっきー |
|
分かち合えない鈍色を
煙にまぜて夜
居るだけで消耗する場所に
誰の手ともつなげないまま
どうにもできないこの今を
ただ咀嚼して夜
蛇行運転の日々
タイヤは時折スリップ
行く当ても分からないけど
動くそのエンジンにせめて差す油
意味も意義にさえも
関心が無くなっていく
あたたかな温度だけを
手探りで求めさまよう
名誉や報酬なんかでは
悦びきれないこの魂
人の奥に響く遠吠えを
聴くためだけに研ぎ澄ます
要らない要らない
あつらえた飾り
美しくない綺麗じゃない
良かったね
嫉妬できるその心がまだ在って。
悲しいものだよ
悲しみが襲ってこないなんて。
分かち合えない鈍色を
遠吠えで隠す烏の街
ゴミ漁って食いつなぐ
そんな僕の命の唄
|
|
|