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調律
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作詞 かっきー |
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重く感じたのは 何だろう
冷たく感じたのは 何だろう
何に悲しく なっただろう
何に憤りを 感じただろう
僕の中に泳ぐ感情を
探して捕まえて手放して
この手に掴めるものは 何だろう
カバンに入れられるものは 何だろう
どこに立って 居たいのだろう
誰と一緒が いいのだろう
目の前に並ぶ仮面を
選んで身につけて外して
違和感のセンサー頼りに
僕の輪郭を創る
忙しない街の騒音に
かき消されないように
鳴る音を 確かめてみる
まっさらな鏡 覗いてみる
どこが前と 違ってるだろう
なにがそう させたのだろう
本当の僕は 誰なの
いつもここに いるのに
どうしてそう 思ったの
僕は僕のこと 分かるはずなのに
消去法のツール頼りに
僕の正体を当てはめる
終わらない宇宙遊泳に
嫌気が差してしまう前に
僕を見失う前に
誰かにならないように
転んでしまう前に
心で息をするために
ただしい音階を奏でて
霞と煙を晴らして
清々しい音色を描いて
心に栄養を運んで
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