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悲願花
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作詞 かっきー |
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弱った心をやさしく抱えて
穏やかに笑う彼岸花
石を投げられ血を流す
それでも笑う彼岸花
火傷には息吹を
震えには毛布を
怒りには抱擁を
孤独には灯火を
感情の嵐 花びらがちぎれて
助けを求めて 命をさらす
差し伸べられた手 その温もりを
精一杯に受け取る 縋る 涙する
立派じゃないけど花が咲いたよ
耐えてもがいた彼岸花
癒し癒されて幾星霜
天まで届け彼岸花
嘘には怒りを
裏切りには刃を
悲しみには雨を
争いには諦めを
暴風雨吹き荒れる 心は脅かされて
死んでなるものか 醜く足掻く
止まない血の雨 その身で浴びて
真紅に染まる 萎れる 朽ち果てる
繰り返す 希望と絶望
咲き乱れては 枯れて散って
いずれ無に帰る 生と死の舞踏会
儚く美しく散れ 悲願花
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