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文鳥
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| 作詞 愚者 |
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偲ぶ声はもう枯れ果てて
いつしかのあなたが残した祈りの羽根
哀しみに暮れる間もないまま
去りし日のあなたを想ふ幾年の月
凍える寒さを覚えている
あなたが流した一雫の夢一夜
「聞こえるか。まだここで待ち続けている」と
足りぬ日の浅さに怯えて暮らしている
何処へ向かう
あなたの航路
連れて行っておくれ
いつかの空に
慈しみを抱え羽ばたいて行く
海の彼方に浮かぶあの島へ
月の青に染まる潮騒の華
どうかどうか安らかに
届かぬ方へ あなたの方へ
心は幾何も呆けてる
夜長に浮かぶ月明かり
いつまで想い続けるだろう
海の向こうへ 遠退く方へ
羽根音すら聞こえなくなって
さざ波揺れる月の道
終わりまで語らせておくれ
祈る声も今はひび割れて
いつしかのあなたが食わせた命の粟
篝火に揺れる粗野の火花
在りし日のあなたに良く似ていたんだ
何処へ向かう
あなたの航路
連れて行かないで
群青の糸よ
慈しみを抱え羽ばたいて行く
海の彼方に浮かぶあの島へ
月の青に染まる潮騒の華
どうかどうか安らかに
凍える寒さを覚えている
あなたが流した一雫の夢一夜
「聞こえるか。まだここで待ち惚けている」と
満ち足りぬ豊かさを恐れ目を閉じた
慈しみを抱え羽ばたいて行く
海の彼方に浮かぶあの島へ
月の青に染まる潮騒の華
どうかどうか安らかに
届かぬ方へ あなたの方へ
心は幾何も呆けてる
夜長に浮かぶ月明かり
いつまで想い続けるだろう
海の向こうへ 遠退く方へ
羽根音すら聞こえなくなって
さざ波揺れる月の道
終わりまで語らせておくれ
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