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優しい手
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作詞 愚者 |
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転んで泣いたあの日の事
今でも鮮明に覚えているんだ
差し出された優しい手を
掴んで立った
君は笑った
今更喚いたって意味はないさ
大人になったそれだけなんだ
強く握った優しい手を
離してしまった
僕は馬鹿だ
壊れていくものが
大切さを教えてくれる
けれども気付いたところで
取り戻せはしないんだ
あの青さも
もう一度手を伸ばせば
世界の端っこでやり直せるかな?
駆け抜けていたあの季節も
遠くの空に見えなくなっていく
笑ってしまうような事でさえも
胸にしまって大事にしてた
砕けた欠片を集めてるんだ
馬鹿みたいって
君は笑った
青く染まったこの両手で
守りたかったそれだけなんだ
離した手を探してるんだ
「さよなら」だけは
嫌なんだって
壊れてしまいそう
大切さが憂いを帯びた
けれども気付いてしまった
癒えないばかりの痛みに
意味などない
もう二度と離さないから
世界の端っこでやり直したい
笑い飛ばしたあの憧憬も
遠くの空に見えなくなっていく
もう一度手を伸ばして
世界の端っこでやり直したいんだ
駆け抜けていたあの季節も
遠くの空に見えなくなっていく
子供みたいに喚いてるんだ
大人になった今の僕も
差し出された優しい手を
掴んでみた
君は笑った
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